こんにちは!
グリットの草野です!
2024年1月に石川県で発生した能登半島地震から1年が経過しました。
日本各地では、いつどこで地震や津波が起こるかわからない状況です。
いざというとき、迅速な判断と行動が命を守ります。
その助けとなるのが、緊急地震速報や津波警報といった情報です。
これらは気象庁が提供する重要な警報で、私たちが災害に備えるための心強いツールです。
この記事では、これらの仕組みや、速報を受け取った際の具体的な行動をわかりやすくご紹介します。
本記事は、政府広報オンラインの資料をもとに構成されています。
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目次
1.緊急地震速報とは?
地震は予測が難しい災害ですが、発生直後に地震計が捉えたデータを解析し、強い揺れが来る前に警告を出す仕組みが緊急地震速報です。
この速報は、震度5弱以上の揺れが予想される地域に向けて発表され、最大で数十秒の猶予を与えてくれます。
ポイントは以下の通りです:
発表基準:震度5弱以上の揺れ、または長周期地震動階級3以上を予想。
通知手段:テレビ、ラジオ、携帯電話(緊急速報メール)、防災無線など。
注意すべき点:
揺れが来るまでの時間は短く、震源地が近い場合は速報が間に合わないこともあります。
設定や機種によって、携帯電話で受信できない場合もあるので確認が必要です。
速報音も事前に確認し、慌てず対応できるようにしましょう。
2.速報が届いたときの行動例
緊急地震速報が鳴ったら、次の行動を迅速に取ることが大切です。
行動は場所ごとに異なるため、日頃からイメージトレーニングを行いましょう。
家庭内の場合
家具の転倒や落下物から身を守るため、机の下に隠れる。
火を使っている場合、可能であれば火を消す。
扉を開けて避難経路を確保する。
屋外の場合
建物やブロック塀、自動販売機から離れる。
割れたガラスや看板の落下に注意する。
人が多い施設の場合
慌てずに施設の係員の指示に従う。
照明の下など危険な場所から離れる。
運転中の場合
慌てて急ブレーキを踏まず、徐々に速度を落として路肩に停止する。
ハザードランプを点灯して注意を促す。
慌てることでかえって危険が増すこともあります。
日頃から、頭を守る動作や安全な場所への移動をシミュレーションしておきましょう。
3.津波警報とは?
日本は海に囲まれており、津波による被害が避けられない地域です。
地震発生後、気象庁はおよそ3分で津波の可能性を予測し、「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」を発表します。
津波警報の特徴:
津波の高さが不明な場合は「巨大」や「高い」と表現される。
津波は川沿いや低地を伝わり、海から遠い場所でも被害を及ぼす。
繰り返し襲ってくることがあるため、解除まで油断は禁物です。
4.津波警報時の行動と事前準備
津波警報を見聞きしたら、迷わず高台や指定された避難場所に避難しましょう。
津波は陸に近づくほど速度が遅くなるものの、走って逃げられる速さではありません。
見てから逃げるのでは手遅れになります。
避難のポイント:
海辺では「津波フラッグ」や「津波標識」を頼りに避難を開始。
車での移動は渋滞のリスクがあるため、徒歩で移動できる高台を目指す。
津波の特性を理解し、迅速な行動が命を守ります。
5.日頃の備えが命を救う!
災害への備えは、日頃からの準備が肝心です。
以下のポイントを押さえましょう:
家具の固定や転倒防止
強い揺れに備え、家具やテレビを固定する。
ガラスには飛散防止フィルムを貼る。
避難場所や経路の確認
地域のハザードマップを活用し、実際に避難経路を歩いて確認。
避難場所の場所や避難ビルも事前にチェック。
非常用持ち出し品の準備
飲料水、非常食、医薬品、懐中電灯などをリュックにまとめておく。
家族との連絡方法の確認
「災害用伝言サービス」や待ち合わせ場所を話し合っておく。
防災訓練への参加
実際に体を動かして訓練をすることで、いざというときにスムーズな行動が取れるようになります。
6.まとめ
地震や津波は防ぐことはできませんが、迅速な行動と事前の備えでその被害を最小限に抑えることは可能です。
能登半島地震の教訓を活かし、家族や大切な人たちを守るため、まずは身近なところから準備を始めましょう。
今日からできることを一つずつ実践して、災害に負けない日常を築いていきましょう。
本記事の情報は、政府広報オンラインを基に作成されています。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
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